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Illustratorで印刷物の入稿データ作成時に気をつけること

お知らせ

こんにちは。
最近秋から冬にかけて季節の変わり目で気温の変化が多く見られる時期ですが体調などくずしておりませんか?
私みたいにこたつで寝てしまうと風邪をひいてしまうかもしれないので注意してくださいね。

最近では便利な時代になったもので、簡単なチラシなどは事業者様でも作れるようになって来ております。
しかし、出来上がったチラシをいざ印刷会社に依頼するとなると、いろいろ決まり事があり、専門知識が必要になることもあります。データを送ったあとに印刷会社からデータ不備の連絡が来てしまっては、納期も遅れてしまい、最悪欲しい日付に間に合わないなんてこともあるかと思います。
そんな状況を避けるためにも、今回はIllustoratorでチラシなどを作成した際、印刷会社に入稿データを送る前に確認すべきことを記載したいと思います!

入稿データの確認事項

①仕上がりサイズの確認
印刷会社にデータを送る際、明確な仕上がりサイズを必ず伝えなければなりません。
(横150mm×縦200mmなど)
アートボードのサイズは仕上がりサイズになっていますでしょうか?
データのサイズと伝えた仕上がりサイズが違っていては印刷会社もどっちが本当なんだと戸惑ってしまいますので必ず確認してください。


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②トンボと塗り足しについて
トンボはご存知ですか?印刷物では入稿データに必ず「とんぼ(トリムマーク)」をつけなければなりません。
トンボというのは印刷会社が紙を断裁するときの目印だと思ってください。
また、印刷データは実際の仕上がりサイズよりも外側に3mmほど余分な部分が必要になります。
なぜ余分な部分が必要なのかというと、印刷物は実際の仕上がりより大きな用紙に印刷されて、指定したサイズで四方を断裁して仕上げます。その際に、用紙を何百枚も重ねて断裁するため、多少の断裁ずれが生じることがあります。余分な部分がないと、少しでもずれが生じた時に、紙の端に白色(印刷されていない部分)が出てしまいます。なので、背景色を実際の仕上がりよりも余分に大きく作成する必要があります。


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③文字のアウトライン
自分のパソコンで通常に表示されていても、印刷会社のパソコンに使用されているフォントが入っていなければ文字が化けてしまいます。フォント(書体)はパソコン環境により文字化けが起こってしまうので、必ずアウトライン化(オブジェクト化)してください。おそらく入稿データのミスで一番おこりやすいのがフォントの文字化けだと思いますので、必ず確認するようにしましょう!


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④使用ソフトのバージョンの確認
IlluatratorCCのバージョンで入稿データを作成しても、印刷会社が一つ下位のバージョンCS6までしか対応していないというケースもあります。今ではほとんどの印刷会社が最新バージョンまで対応していると思いますが、入稿データを作る前に必ず印刷会社の対応しているバージョンを確認してください。バージョンは保存時に簡単に選ぶことが出来ますので、印刷会社に問い合わせましょう!


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⑤画像のCMYK変換、リンク切れ
使用した画像は全てCMYK変換されていますでしょうか?RGBのままだと印刷会社がこのままでいいですか?と確認をとってくることがあります。(そのまま印刷するところもありますが)印刷物の画像はCMYKが基本です。
何か入稿データに関して特別な指示がない場合は、こちらで画像のカラーモードをCMYKに変換しておきましょう。また、使用している画像は入稿データのフォルダの中に入ってますでしょうか?1枚でも抜けがある場合は、印刷会社で開くと画像のリンク切れがおこってデータ不備となります。使用した画像は必ず同一階層フォルダに入れるか、画像をファイルに埋め込んでください。


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他にも印刷会社によっていろいろと入稿データの決まりごとはありますが、最低限この5項目をクリアしていればほぼデータに問題はないでしょう!
慣れている人でもうっかりミスしてしまうこともあるので、入稿データを作成する時は細心の注意をしながら何度も確認してミスのないように心がけてください!