自作PCを作りました!
こんにちは。制作の野田です。
今回は恥ずかしながら趣味全開の記事となります。
皆様はPCはお持ちでしょうか。
PCは私にとって趣味でも仕事でも必要不可欠なアイテムです。
メインに使っていたデスクトップPCがかれこれ6年たつのですが、
調子の悪くなった内部パーツを組み替えたりして、なんとか騙し騙し使ってきましたが先日ついにご臨終…!
ノートパソコンは持っているのですが、とてもじゃないですがPhotoshopやIllustlaterが動くレベルのスペックではありません。
どちらのソフトも私の仕事と密接に関係しているソフトなので、自宅でも使えないと非常に不便です。
そこで、覚悟を決めて新しいPCを購入することにしました!
まずは、どのくらいのパソコンが欲しいのかを決めます。
今回の場合だと…
・5年は不自由なく使いたい(=高スペックにしたい)
・かわいいパソコンにしたい(妻も使うので…)
・小さいパソコンが良い(現在のパソコン→黒い、でかい、重たい)
というわけで、今回のコンセプトは「可愛くて省スペースな高スペックPC」です!
…この時点で、割高になりそうな空気がプンプンします。
それなりの買い物になるので、損しないようにまずは市場調査をします。
1.各メーカーが販売している既製品のスペックや価格を調査
2.使われている主流のPCパーツを割り出す
3.ピックアップしたPCパーツ(マザーボード、CPU、電源、メモリなど)をそれぞれ1つずつ性能・価格・互換性・口コミなどを調査
4.リストアップした理想のパーツの最安値を割り出し、既製品の値段と比較
まずこの1~4の手順を繰り返します。
私の場合、元々PC組み立てが趣味ということもあり、パーツの相場まで調べますが、一般的にはメーカーが出しているプランの中から選ぶ形になるのかなと思います。
そして、以上の結果を総合的に考えて下記の中から購入法を選択します。
A.メーカーから完成品を購入(BTO含む)
B.パーツをそれぞれ買って自作で組み上げる
C.中古品を購入
それぞれメリットはありますが、今回はBを選択しました。
何しろコンセプトが「かわいい・省スペース・高スペック」と明確に決まっていたので、条件に当てはめるには自作しかありませんでした…。
特にこの「かわいい」というところがネックでして、基本的にはリーズナブルな価格帯の既製品では無骨なデザインのPCしかありません。
自作だとPCケースから選べますので、ビジュアル性を求めるのならば間違いなく自作PCでしょう。
今回は前のPCのパーツもいくつか使いまわすことにより、自作の方が総額が5万ほど安くなるということもありましたので、迷うことなく自作を選択です。
というわけで、比較サイトなどを活用しながら、各ネットショップで最安値でPCパーツを仕入れていきます。
5店舗で別々にパーツを購入したのですが、三日以内には全て手元に届きました。
消費者からしたら非常にありがたいことですが、宅配業者も本当に大変ですね…。
平日は時間が無くて作業が出来ないので、興奮を抑えつつ休みの日を待ちました。
週末が楽しみで仕方がないという、滅多にない非常に貴重な感覚を噛み締めました。
何しろ6年ぶりのPC組み立てです。私にとって最高級の娯楽です。
そして…ついにキタ!週末!組み立ててやるぜ!!うおおおおお!!!というこれまた滅多にないハイテンションでのダンボール開封式。
今回組み上げられてしまうのは、こちらの方々になります。
そして今回のメインはこの御方。
acubic社のACE-CM10という製品です。
デスクトップPCにかわいさを求めている人があまりいないのか、このようなかわいらしいケースは非常にレア製品です。
500mlペットボトルと比べると非常にコンパクトということも分かります。
先代PCの半分以下の高さです。感動です。
これだけ小さくて前のPCより3倍はスペックアップを実現しております。
それでは早速組み立てていくべく、ケースを分解していきます。
全てはずしたらこんな感じになりました。
写真だと大きさがいまいち伝わりづらいのですが、本当にこの小さいスペースの中にパーツが全て入るのか不安になります。
次にPCの核となるマザーボードを取り付けていきます。
開封。
全体はこんな感じです。
早速PCケースに取り付けていきます。
まずケース側の指定の位置に上部にネジ穴のあるネジを6本ほど取り付けます。
マザーボードをそのネジの上にかぶせます。
マザーボード側にネジ用の穴が開いているので、そこから固定します。
取付完了しました!
次はCPUとCPUファンを取り付けていきます。
CPUはCore i7-7700Kを選択しました。
PCのスペックを決める上で重要な部分です。処理速度が大きく変わります。
分かる人にしか分からないと思いますが、今までPentiumのデュアルコアで戦っていました…。
なので、今回の買い替えで一番性能アップに拘った部分です。
今出てるCPUの中では、「上の中~下」くらいのクラスのCPUです。
そして、これがあまり一般的に知られていないようなのですが、
CPUとCPUファンの間に「グリス」というものを塗っていきます。
このグリスの中に金属の成分が含まれており、CPUで発生した熱をCPUファンの方に逃がして冷却するという効果を持っています。
これを塗っていなかったり、塗り方に失敗すると、CPUの熱が外に逃げずに熱暴走が起こります。
今回使ったのがグリスの中でも熱伝導率が非常に高い「ダイヤモンドグリス」です。
安売りしていました!
注射器みたいな器具で垂らし、
ムラがないように付属のヘラで塗っていきます。
よし!塗り終わった!CPUファンを取り付けよう!!!
…と思ったところで問題発生。
ファンのサイズが思ったよりも大きくて、電源ユニットと干渉して上手くはまらない…!ほんの1cm…!
(動揺して写真は撮り忘れました)
電源ユニットは割とコンパクトなものを選択したので大丈夫でしたが、CPUファンは性能と消音性に意識が行き過ぎて大きさを軽視していました。ギリギリいけるだろうと踏んでいましたが、ギリギリいけなかった…。
CPUファンがないと完成しません。ネットで追加注文したとしても、届くのは恐らく2日後。組み立てはまた次の休日まで待たないといけません。
それだけは嫌だ!今組み立てたい!!ということで地元で現品調達することにしました。
この現品調達が非常に苦労しました。
何せ私の住んでいる町には、PCパーツを取り扱っているお店が無いようでした。
都会では大手家電量販店に置いていたりしますが、田舎が故そういう所もなく…。
個人の書店が消えたように、需要がないのだろうなとしみじみした気持ちになりました。
仕方がないので隣町のアプライドまで自転車に跨り片道1時間半掛けて買いに出発。
その日はとても天気が良く、サイクリング日和でした。
目的が無いと中々運動しないのでいい機会でした。
というわけで、購入したCPUファンを早速開封!
今度は失敗を踏まえ、多少性能が落ちてでも背の低いものを購入。
(先ほど取り付け失敗したファンは別のPCのファンと交換しました)
ついでにメモリも開封!8GB×2本の16GBです。
ファンとメモリをはめ込みます。
次の作業はPC組み立て初心者の一番の難関です。
マザーボードの取扱説明書(英語)を見ながら、ケース側についている電源ケーブルを指定の位置に差し込んでいきます。
これを正しく差し込まないとケースの電源ボタンを押しても反応しません。
物凄く小さいケーブルが6本くらいに枝分かれしており、それぞれに差す場所が決まっている上に+-の向きまであるという初見殺しのケーブルです。
組み立て終わった後に電源が反応しない等の問題はここが原因なことが多いです。
排気用ファンも取り付けます。
空気を取り込むファンは最初から付属していたのですが、排気ファンはついていなかったので、これもアプライドで買い足しました。
これがあることによって、PC内の空気が巡り、排熱が出来ます。
そして、グラフィックボードを取り付けます。
CPU・メモリ・グラフィックボード この3つのパーツがパソコンの基本性能を決定づけますので、重要な部分です。
ただしここは使いまわせるパーツなので、前のPCのおさがりです。
グラボは2年前くらいに買い足したものなので、少しは新しいのですがやはり性能的には2世代前のものになりますので、そのうち新しいグラボが欲しいところです。
そして電源。
これでもコンパクトタイプです。
ケースの後ろ側からネジ止めしていきます。
現段階の全体像。結構ギチギチになってきました。
続いてドライブを積み込んでいきます。
今回新たに購入したSSDを開封!
前回のブログでSSDのうんちくを語りましたが、
≫【SSDはいつ買い替えがベスト?】
今回MLCタイプを使っています。
MLCなのにTLCとほとんど同じ性能と価格の掘り出し物です。
表面のシールがちゃんとまっすぐ貼られていないのが気になりますが、安かったですし、外側から見えない部分なので問題はないです。
それに合わせてDVDディスクドライブと前のPCで使っていたハードディスクドライブを設置していきます。
ドライブ系を全部取りつけた後の写真。
小さいスペースの中にこれでもかというくらい詰まっているので、もはや写真で伝えにくくなりました。
何はともあれ、これで全てのパーツを繋ぎました!
あとは電源を入れて動作チェックをします!!
一番ドキドキする瞬間です…。
もし動かなかったらどうしようとか、今夜は徹夜か…とか、昔も上手く行かなくて苦戦したな…とか、色々な思いが走馬灯のように駆け巡ります。
ポチッ…!
問題なく起動!
windows8のディスクを入れていたので、インストール画面に移行しました。
この瞬間が最高に気持ちいいです。
というわけで無事に動いたので、ケースのパネルを全てはめて完成です!!
外側は変更ないので、写真的には最初と何も変わりませんが重量は大幅アップしております!
というわけで完全に個人的な話になってしまいましたが、これで少しでも自作PCに興味を持って頂けたら幸いです。
最初は少し勇気が必要ですが、やってみるととても楽しいですし、何よりパソコンを好きな見た目に出来るという最大のメリットがありますので、是非パソコン買い換えの際は自作をご検討下さい!
ちなみに今回自作したPCは妻にも大変好評で、かなり快適に動作しております。
この記事を書いた人 : 福岡・大分 ホームページ制作のエディス
- お客様の理想のホームページを製作できるように、誠心誠意を尽くします!そして沢山のお喜びの声を聞けることが私の喜びです!よろしくお願い致します!
最新の記事一覧
- 2020.06.18ホームページ改善【永久保存版】ホームページのデータ盗聴・改ざんを防ぐ!SSLについて
- 2020.03.13流行りの話題最近流行のプログラミング言語 Python(パイソン)について
- 2019.10.23集客・アクセスアップ2019年10月 最近のSEO(検索順位)で良く聞く話
- 2019.07.04便利ツール【保存版】ブラウザと検索エンジンの関連性について今一度考える