「仕事しながら資格を取る自信がない」と思っていた私が、少しの工夫で資格取得した話
私事ですが、先日、色彩検定2級に合格しました。
色彩検定って?
色彩検定は、文部科学省後援の公的資格で、色の基礎知識から配色技法(色の組み合わせ方)などの専門分野の知識を学ぶことができます。
3級~1級とUC級があります。
3級
3級は、なぜ色が見えるのかや色彩心理、色彩効果、インテリアやファッションなど色彩に関する基本的な知識を学びたい人向け
2級
2級は、3級の内容に加えて照明や色名、配色技能、ビジュアルデザインやインテリア・エクステリアなど実務に応用したい人向け
1級
1級は、2級と3級の内容はもちろん、理論的な内容やファッションビジネス、インテリアコーディネーションなどより専門性の高い知識と技能を学ぶプロフェッショナル向け
UC級
UC級は2018年に新しく新設されたもので、色が見えるしくみ、ユニバーサルデザイン、色覚の多様性、高齢者の見え方などを通して、色覚の多様性に配慮した、誰もが見やすい配色における注意点や改善方法を学びます。
検定試験は夏期・冬期の年2回実施され、1級は1次試験(筆記)と2次試験(実技)が冬期のみ実施されます。
受験者の年齢層は、10代~30代が多いようです。
今回は「仕事しながら資格取るのって大変そうだし、勉強時間を確保するのも、合格できる自信もない」と思っていた私が、少しの工夫とメンタルコントロールで資格取得できたので、仕事をしながら資格取得など新しいことにチャレンジしたいと思っている方にとって、少しでも役に立てばいいなーと思って記事を書きました。
なぜ色彩検定を受験しようと思ったのか?
もう10年くらい前ですが、デザイン系の専門学校で色彩の授業があり、授業の一環で色彩検定3級を取得しました。
10年も経ってまた色彩の勉強をしようと思った理由は2つあります。
(1)自分をアップデートしたい
以前のブログにも書きましたが、私は年に3回くらい「何か新しいことを始めたい」と思うタイミングがあります。(詳しくは前回のブログを見てね)
*以前のブログ:何か新しいことにチャレンジしたいけど、何から手をつけていいのか分からない…ときにおすすめな4つのこと
(2)今後、新しいことにチャレンジするための自信にしたい
私の個人的な意見ですが、なにかを始めることは比較的、簡単だと思います。
問題は、それを継続できるか。ということです。
過去にも「仕事が忙しい」とか「勉強する時間が確保できない」とか、色々な”できない理由“を並べて、挫折したことが何度もありました。
今年は、そんなことを理由にせずに最後までやり遂げて「今後、新しいことにチャレンジするための自信にしたい」と思いました。
ということで、「色彩検定2級に合格する」ことを目標に3月頃から勉強をスタートしました。
もともと色には興味がありましたが、もっと知識と技能を身につけることで、個人の感覚や経験則といった抽象的なものではなく、具体的な提案やアドバイスができるのではないか?と考えました。
IT業界は情報や技術の移り変わりが早く、少し前まで新しい技術として出回っていたものが1年後には消滅していたりすることもあります。
その点、色彩は世の中の色々なものに使われていて、この世の中から色がなくなるなんてことはまず考えられませんよね。
そういった意味で、色の知識を身につけておくことは将来の役に立つと思います。
試験勉強スタート!…まずは3級の復習から。あれ、時間が足りない?!
専門学校の時に使っていた3級の公式テキストや配色演習で使うカラーカードをクローゼットから引っ張り出して、過去問題集を買い揃え、気分は受験生のようでした。
が!・・・流石に10年も経つと公式テキストを数ページめくってみても内容をほとんど覚えていない。
色彩検定は、配色例をみて配色技法を答える問題や色感を問われる問題など、とにかく専門用語が多い!
2級は、3級の基礎知識がベースになっているので、2級の勉強を始める前に、まずは3級の復習が必要でした。
2級の検定試験は6月中旬。
この時点で3月中旬。
3級の復習をして2級の勉強をするには、時間が足りない!
そこで、オンラインで資格の勉強ができるオンスク.jpの動画講座で3級の復習を進めました。
仕事と勉強の両立が難しい
3級の復習はオンラインの動画講座のおかげで比較的スムーズに進める事ができました。
2級の勉強は、5月の末から6月の検定の直前までの全4回、検定試験短期対策講座に通い、お昼の12時~17時まで講座の先生とマンツーマンでみっちり勉強しました。
限られた時間で効率よく勉強するために下記のことに気をつけました。
(1)色名などの暗記は通勤時間で行う
2級では慣用色名が60色あり、試験では色名を問われる問題が6問くらい出題されます。
どの慣用色名出題されるかは分からないので、60色すべてを暗記する必要がありました。
通勤時間はいつも本を読むかスマホをいじっていましたが、試験までの数週間は色名を暗記する時間にあてました。
(2)休日は5~6時間くらいのまとまった勉強時間を確保
平日は1~2時間くらいしか勉強時間を確保することができないため、休日は5~6時間くらいの時間を確保して公式テキストを読み込んだり、過去問題を何度も解いたりしました。
(3)スマホやテレビの見る時間を勉強時間にあてた
いつもは、夕飯のあとにテレビを見たり、就寝前にスマホでSNSをチェックするのが習慣でしたが、試験前の3週間はそういった時間を勉強にあてました。
(4)明確な目標を決めること
日々の業務に役立てたい!というのが目標ですね。
(5)仕事との両立はスケジューリングと効率化が大切
これは結構、重要でした。
iPhoneのアラームなども活用して時間単位でスケジュールを立てていました。
(6)途中で挫折しそうになったら、資格取得後の自分をイメージする
未来の自分を想像して、気づけば1人でニヤニヤしていました(汗)
(7)リフレッシュの時間も大切にする
これも意外と大切です。
メリハリをつけることで勉強にしっかり集中できます。
時間がないからと言って睡眠時間などを削るのも逆効果です。
脳は寝ている間に情報整理を行うみたいなので、睡眠時間を削るとせっかく勉強したことも身につきません。
正直、仕事と勉強の両立が難しかったですし、仕事が忙しい時期はめげそうになりました。
ですが、結果的に目標だった色彩検定2級に合格できましたし、冒頭で挙げた「新しいことにチャレンジするための自信」も少しですがつけることができました。
やってやれないことはない
今後もこの経験を活かして新しいことにチャレンジしていきたいと思っています。
この記事を書いた人 : 福岡・大分 ホームページ制作のエディス

- お客さまの『サービスや商品に対する想い』をホームページを通して具体化できるような制作を心がけています。他部署の会報誌などホームページ以外の制作にも携わっています。