SSDはいつ買い替えがベスト?
こんにちは、制作の野田です。
私の愛用のPCが悲鳴を上げており、久々に自作PCを作ろうかなと考えています。
パーツごとに注目すべき点は多いのですが、今回はここ数年で急速に発達したSSDについて紹介します!
SSD(ソリッドステートドライブ)とは従来のHDD(ハードディスクドライブ)の上位互換と言っていい機器です。
パソコンのデータなどを保存します。SSDとHDDの違いとしましては、SSDの方が情報の読み書きが非常に早く、機器自体のサイズもコンパクトです。ただし値段が高いので大容量には向いていません。
OSやアプリケーションを入れておくと処理が早くなるので、基本的には実行用のSSDとデータ保存用のHDDで併用していく形になります。
また、PCパーツについては本当に日進月歩で新しいものがどんどん出ます。
せっかく仕入れた情報も2,3ヵ月もしたら古い情報になります。
私も長い間調べていなかったので、完全に浦島太郎状態でしたので今回調べてとても勉強になりました。
メモリやSSDなどの半導体関係は時期により、相場の上下が激しいです。
安いときと高い時で買うのでは同じ性能でも1.5倍~2倍値段が変わることもあります。
ではいつが買い時なのか? 調べてみました。
まずSSDには3つ+1つの種類があります。(2017年10月現在)
・SLC(シングルレベルセル)
・MLC(マルチレベルセル)
・TLC(トリプルレベルセル)
・QLC(クアッドレベルセル)
それぞれ、長所と短所がハッキリしてるのが特徴です。
1. SLC(シングルレベルセル)
シングルレベルセルでは、1つのセルに1ビットの情報を保存できます。
オンオフの2種類だけでデータの管理が出来るため、データの読み書きが極めて正確であり、書き換え回数の上限も9~10万回程度と非常に長いです。
SLCを採用しているSSDは、優れた堅牢性、寿命、精度を誇る一方で、非常に広い面積のデータ保存域を必要とするため非常に価格が高く一般向けではありません。
■メリット – 長所
もっとも寿命が長い
読み書き時、エラーが発生する確率が低い
幅広い温度環境で動作可能
■デメリット – 短所
一般向けSSDでは最も高価なタイプ
大容量化はあまり進んでおらず、低容量の製品が多い
高価なため企業向け
2. MLC(マルチレベルセル)
マルチレベルセルは、1つのセルに2ビットの情報を保存可能です。
データの管理に使われる電荷は4種類になりました。(その分堅牢性や耐久性は落ちている)
■メリット – 長所
SLCと比べて、かなり低コストになった
主流のTLCよりも堅牢性に期待できる
■デメリット – 短所
SLCほどの精度と耐久性は期待できない
SLCでは最大10万回程度の書き換え回数があったが、MLCではその10分の1である1万回程度しか無い。
3. TLC(トリプルレベルセル)
トリプルレベルセルでは、1つのセルに3ビットの情報が保存可能になりました。
データの管理に使われる電荷は更に増えて8種類です。
TLC登場によってSSDの低価格化と大容量化が進んだ背景があります。
これによりシステムディスクにSDDは当たり前!という風潮になったようです。
企業向けとしては微妙なところですが、個人向けとしてはコストパフォーマンスが最強です。
■メリット – 長所
一般人が入手できるSSDでは、最も安価なタイプ
大容量SSDも、十分に手が届く価格になった
■デメリット – 短所
書き換え回数は、3000~5000回程度とされています。
SLCと比べると非常に少なく感じますが、普通に使う分には問題ない回数です。
4. QLC(クアッドレベルセル)
クアッドレベルセルは2018年から製造が開始されると言われています。
1セルに4ビットもの情報が保存可能で、電荷は16種類です。
■メリット – 長所
今までの流れから考えると一番安いSSDになる。
■デメリット – 短所
TLCよりさらに書き換え回数が減ることが予想される。
そろそろ入れ替えようかな~と思っている方はQLCが出るまで待ったほうがいいかもしれません!
この記事を書いた人 : 福岡・大分 ホームページ制作のエディス
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