優秀な若手社員を育てるには、まずトップが変わる必要がある
本日はどの会社でも悩みにあがります社員の人材育成の話をします。
企業の成長のためには、いかに優秀な若手社員を育てていくかが重要になります。
そのためにはまず企業のトップの考え方を固めて、経営方針を変えていく必要があります。
■まず、人材育成で重要なこと
中小企業では社長と社員の距離が近いことから、人材育成でも「社長の考え方や取り組み次第で全てが決まる」と言うのが通説で、
トップの取り組みによって優秀な社員が育つかどうかに影響が出ると思われていました。
しかし研究結果によると、実際には若手・中堅社員の能力向上や成果と「社長のリーダーシップ」には相関がないことが明らかになりました。
優秀な社員を育成するのに一番重要なことは、人材にさまざまな経験を積ませる「経験のマネジメント」です。
■人材育成のポイントは「経験マネジメント」
中小企業の場合、人材豊富な大企業のように上司、同期、その他担当者がサポートし合って人材を育てる方法は難しいです。
そのため、社員の「経験」を貴重な経営資源と捉えて、その「経験」をどうマネジメントするかが社員育成の鍵となります。
■経験マネジメントに必要な3つのポイント
〇若手・中堅社員を育成する「経験ストック」
若手・中堅社員を育成するには「経験ストック」が重要です。
経験ストックとは、社員に『一つ上の仕事経験』を意図的に積ませ、仕事のノウハウを蓄積させることです。
一つ上の仕事を任せることになるので、仕事を振る際に説明不足ですと丸投げ状態となり、逆効果になる場合があるので注意が必要です。
◆丸投げにならない「上手い任せ方」
経験ストックを高めるために仕事を任せるには下記4つのステップを踏むと良いとされます。
(1)仕事の意義付けを行う
仕事の内容や目的をしっかり説明し、理解してもらう。
(2)予想される困難を示す
仕事を遂行する上で予想される問題・トラブル・注意点を予め説明しておく。
(3)再度意義を確認する
内容の相違はないか、ちゃんと理解しているかを確認する。
(4)部下のコミット(積極性)を引き出す
「少し難しい仕事だけど君なら出来る」等、モチベーションをアップさせる。
上手い仕事の任せ方が「若手・中堅社員の能力向上」に非常に影響を及ぼしますので、日々意識する必要があります。
〇管理職のマネジメント力を伸ばす「経験フロンティア」
管理職のマネジメント力を伸ばすには「経験フロンティア」が必要です。
経験フロンティアとは、「全社でのプロジェクト」「他部署と連携する仕事」「新規事業の企画」のような日常業務とは違う「やり方を自ら見つけなければならない未解の仕事に取り組むこと」です。
管理職のマネジメント力の向上には高い関係性があるとデータに出ています。
こうした仕事に取り組ませる際、経験ストックと同じように無理難題の押しつけにならないよう、しっかりとしたサポートが必要です。
〇社長の右腕となる幹部の育成する「経験ビジョン」
社長の右腕となる幹部の育成に求められるのは「経験ビジョン」です。
若いうちに「仕事人としての将来の目標(ビジョン)を持たせ、逆算して今できることを実行させること」が重要です。
社長の右腕となる幹部がいる企業は、管理職や若手・中堅社員も成果を出しやすいという調査結果が出ています。
以上、経験ストック、経験フロンティア、経験ビジョンの3つによる経験マネジメントを実行することにより、優秀な人材育成が可能となります。
トップが色々とやり方を指導するのではなく、経験を積ませ任せることで優秀な若手社員が育っていき、企業の発展に繋がります。
人材育成でお悩みでしたら是非実施してみて下さい。
この記事を書いた人 : 福岡・大分 ホームページ制作のエディス
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